「急がずしっかり。ヨガも、人生も。」
これはアンダーザライトヨガスクール(UTL)がティーチャートレーニング(TT)で掲げるモットーです。だからじっくり時間をかけて学び、マニュアルの暗記ではなく、受講者自身が「感じる。学ぶ。考える。」、そんなTTを提供しています。今回は、TTの全容がわかる無料セミナーの内容をUTLスタッフがレポートします。
最初に知っておきたいのがヨガ資格の説明です。主要なヨガ資格はRYT(Registered Yoga Teacher)、インドヨーガ検定、アイアンガーヨガ認定指導員、アシュタンガヨガ正式指導者の4つです。1999年に設立した世界最大のヨガ資格認定団体、ヨガアライアンスが設定したRYTはアメリカ発祥の国際的なヨガ資格になります。
そしてヨガインストラクターが安全に指導できるように作られた、200時間のカリキュラムがRYT200、500時間のカリキュラムがRYT500。日本での年間登録者数はRYT200が約2,100名、RYT500が約500名です。RYTは2020年に認定基準が大幅に改定され、2024年から新しいルールのもとで運営されるようになりました。おもな改定ポイントをチェックしておきましょう。
ヨガの古典・経典を使い、30時間の「ヨガ哲学」が必須に。リードトレーナーはE-RYT500資格が必須になり、リードトレーナーから直接学ぶ時間が65時間から150時間に延長。オンライン受講が可能に。ただし200時間のうち最低30時間の対面受講が必要。
リードトレーナーに必要なE-RYT500は、RYT200取得後にヨガをより深く学んでRYT500を取得し、さらに基準となるティーチング経験と時間を積んだインストラクターだけに与えられる上級資格です。UTLにはE-RYT500講師が14名在籍するのも講師陣の質が評価される所以と言えます。
スクールを選ぶ際、資格取得にかかる期間と授業料に目が行きがちです。早く、安く取りたくなりますが、いざクラスを担当したら思い通りに行かず、UTLに学び直しにくるインストラクターは多いと言います。本来は修了証をもらうのがゴールではなく、きちんと教えられる人になるためのステップであるべきだと感じました。
「TTで行うポーズ、呼吸法、瞑想法の実践は、お稽古事ではなく日々の生活に取り入れてほしいものであり、UTLではライフスタイルとしてのヨガを実践できる人になることを目指しています。学んだことを自分の体験として感じ、考察を重ねていくヨガという学びは時間をかけて身に付けたい学問と言えます」。これはリードトレーナーを務めるヒカル先生の言葉です。ヨガを教える人になるには、自分の中にヨガの学びを落とし込む必要があり、そのためにはマットの上だけでなく、生活の中でヨガの考え方を実践している講師陣のもとで十分に時間をかけて学べる環境が必要だと感じました。
次はスクール選びで抑えておきたいポイントを具体的に紹介します。
講義を受け持つ先生とは別に、担任の先生がきめ細かくサポート。全員が卒業生なので頼れる先輩に不安や悩みを相談でき、ヨガ初心者の方も安心して学べます。
最後に伝えたいこと
ヨガ資格を取ろうと思ったとき、欲しいのはプロフィールに書くためだけの資格でしょうか。それとも自分でクラスを作り、長く続けられるインストラクターになるためのヨガ資格でしょうか。多くの人は後者だと思います。それなら必然的にスクール選びの答えが見えてくると思います。「短期間での詰め込み型の学びは定着しません。UTLは身に付く学びを重視します」という一言も決め手になると感じました。